光の物理―光はなぜ屈折、反射、散乱するのか

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  • サイズ A5判/ページ数 189p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130626057
  • NDC分類 425.3
  • Cコード C3042

出版社内容情報

なぜ夕日に照らされたビルの窓は輝いて見えるのか? なぜ空は青く見えるのか?――量子力学の世界から、屈折、反射、散乱といった光の原理について、大学初年度の物理学の知識で理解できるようていねいに解説。理工系の学生、光学関係の技術者の基本書!

内容説明

本書は、光がなぜ屈折、反射、散乱するのかという理由を述べようとするものである。大学の低学年で習う程度の初等物理学の知識のもとに出発し、そのときどきに応じて必要な知識を増やしながら、一筋の議論の道をたどり、最後に、その理由に到達させる。

目次

1 光の法則
2 光とはなにか
3 原子はどのようにできているのか
4 原子に光があたればなにが起きるか
5 線状結晶からの2次光
6 面状結晶からの2次光
7 結晶を透過する光と光の屈折、吸収
8 結晶からの光の反射
9 物質からの光の散乱
10 光に照らされた微粒子はどのように見えるか

著者等紹介

小林浩一[コバヤシコウイチ]
1924年函館市に生まれる。1945年東北大学理学部化学科卒業。東北大学理学部化学科、東北大学理学部物理学科、東京大学物性研究所などを経て、現在、東京大学名誉教授
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

せろり

1
ええ本と思います。光の原子による吸収から始めて自然放射による発光分布を求め、それを線状、面状、結晶、そして非結晶へと干渉の視点からどうなるのか広げていき、なぜ屈折が起きるのかが説明されてます。マックスウェル方程式を使えば1ページで導出される屈折の式を、180ページも使って説明してます。これを読めば、なぜ物質中の光速が遅くなるのか、セルマイヤーの式や散乱、反射、屈折とはなんなのかがすっと理解できる。そして空が青い理由も。式が多いのでとっつきにくいかもですが、頑張れば高校生でも理解できるかと。おすすめ。2013/01/30

なるう

0
数式は少なめだけど、現象を言葉や図で的確にかつ分かりやすく解説している。 本格的な専門書の前に読んでおくと良さそう。2023/12/31

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