出版社内容情報
必要最小限の数式で、軌道相互作用の原理を基盤したMO法のエッセンスを理解できる、初学者にもやさしい教科書。分子軌道(MO)法の解説には,高度な数学的知識と多くの数式が必要とされるのが通例である.しかし,本書は必要最小限の数式だけを用いることで,軌道相互作用の原理を基盤としたMO法のエッセンスを理解できるよう工夫した.初学者にもやさしい教科書.
第1章 定性的分子軌道法のすすめ
第2章 原子軌道の準位と広がり
第3章 定性的分子軌道法
第4章 軌道相互作用の原理
第5章 共役π電子系の分子軌道――芳香族性を考える
第6章 AH型分子の分子軌道――結合距離・結合強度を考える
第7章 2原子分子の分子軌道――共有結合を考える
第8章 AH2型分子の分子軌道――水分子はなぜ屈曲構造か?
第9章 AH3型分子の分子軌道――アンモニア分子の構造を考える
第10章 AH4型分子の分子軌道――メタンの構造を考える
第11章 フロンティア軌道と化学反応
第12章 軌道概念で化学現象を俯瞰する
Introduction to Molecular Orbital Theory: The Orbital Interaction Paradigm
Shuji TOMODA
友田 修司[トモダ シュウジ]
友田 修司
友田修司:東京大学名誉教授
目次
定性的分子軌道法のすすめ
原子軌道の準位と広がり
定性的分子軌道法
軌道相互作用の原理
共役π電子系の分子軌道―芳香族性を考える
AH型分子の分子軌道―結合距離・結合強度を考える
2原子分子の分子軌道―共有結合を考える
AH2型分子の分子軌道―水分子はなぜ屈曲構造か?
AH3型分子の分子軌道―アンモニア分子の構造を考える
AH4型分子の分子軌道―メタンの構造を考える
フロンティア軌道と化学反応
軌道概念で化学現象を俯瞰する
著者等紹介
友田修司[トモダシュウジ]
1968年東京大学理学部化学科卒業。1970年東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程修了。1975年コーネル大学大学院修了。Ph.D.(物理有機化学)取得。1979~1981年プリンストン大学理学部化学科博士研究員。1983年東京大学教養学部助教授。1984年マールブルク大学客員教授。1991~2009年東京大学大学院総合文化研究科教授。2009年東京大学名誉教授。現在、学習院大学を経て、民間研究所顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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