出版社内容情報
東日本大震災、新型コロナウイルスなど、人びとの生活を一変させる出来事が起こる現在、科学コミュニケーションはどのようにあるべきなのか? 科学コミュニケーションの科学論、現場からの実践、そしてその広がりについて、多角的な視点から論じる。
内容説明
東日本大震災、新型コロナウイルス感染症の流行などを経て、日本の科学コミュニケーションは現在、「痛みを伴うコミュニケーション」へと変化しつつある。そのような中、従来の「欠如モデル」対「双方向モデル」の対立軸はどのように書きかえられるべきなのか。これまでの理論とその展開、SNSなど新しいメディアもふくめた現場からの実践の今後の課題をともに概観する。
目次
1 科学コミュニケーション再訪(理論篇)(「空箱人間観」を越えゆくために―欠如モデルの歴史的位置づけ;一般市民の文脈、自然科学者の文脈―文脈モデルの含意;科学コミュニケーションの垂直モデルと水平モデル ほか)
2 メディアの現場から(実践・事例篇)(科学コミュニケーションとインターネットコミュニケーション技術・ソーシャルメディア;科学ジャーナリズム;テレビ ほか)
3 これからの科学コミュニケーション、その広がり(展望篇)(科学コミュニケーションと初等中等教育;ヘルスコミュニケーション;ELSIおよびRRIが提起する科学コミュニケーション上の課題)
著者等紹介
廣野喜幸[ヒロノヨシユキ]
東京大学大学院総合文化研究科教授
藤垣裕子[フジガキユウコ]
東京大学理事・副学長、大学院総合文化研究科教授
定松淳[サダマツアツシ]
東京大学大学院総合文化研究科特任准教授
内田麻理香[ウチダマリカ]
東京大学大学院総合文化研究科特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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