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コレクション数学史
アラビア数学の展開

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  • サイズ A5判/ページ数 345p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130613545
  • NDC分類 410.228
  • Cコード C3041

出版社内容情報

アル=ジャブル.アラビア数学においてもっとも発展した「代数」(algebra)は,他分野と関連していかに展開していったのか.小数,数学的帰納法,数論,数値解析,組み合わせ論…….アラビア数学史研究の興隆を引き起こした著者が描き出す,新たなる数学像.

目次

第1章 代数の始まり(アル=フワーリズミーの代数概念;アル=カラジー;11世紀と12世紀における代数の新たなる始まり;数学的帰納法―アル=カラジーとアッ=サマウアル)
第2章 n乗根の開法と小数の発明―11世紀から12世紀にかけて(数値的方法と近似化問題;小数の発明)
第3章 数値方程式の解法と代数―シャラフ・アッ=ディーン・アッ=トゥースィーとヴィエト
第4章 数論と組み合わせ論(10世紀におけるディオファントス解析―アル=ハーズィン;イブン・アル=ハイサムとウィルソンの定理;代数と言語学―アラビア科学における組み合わせ論;13、14世紀における親和数、約数、多角数)

著者等紹介

ラーシェド,ロシュディー[ラーシェド,ロシュディー][Rashed,Roshdi]
1936年カイロで生まれる。カイロ大学で哲学を学び、のち、パリ大学に留学して数学を修める。フランス国家博士。65年から国立学術研究センター(CNRS)研究員。94‐97年東京大学教養学部教授。現在はCNRS名誉主事(Directeur ´em´erite)。国際科学史アカデミー副会長。国際科学史アカデミー・アレクサンドル・メダル、レジヨン・ドヌール勲章などを受章。専門はアラビア科学史

三村太郎[ミムラタロウ]
1976年生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。日本学術振興会特別研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。