出版社内容情報
「フランス航空教育団」来日100周年に寄せて(木寺昌人大使/ローラン・ピック大使/クリストフ・ピポロ海軍大佐)
はじめに(鈴木真二)
第I部 日仏の航空関係
第1章 日本の航空機産業の歴史(鈴木真二)
動力飛行前夜
飛行を夢見た若者たち
日本での動力機初飛行
国産飛行機の誕生
航空機産業の誕生
海外からの技術導入による航空機開発のレベル向上
航空技術自立の時代
先端技術への挑戦
終戦
航空再開
国産ジェット機,国産ジェットエンジンの開発
国産旅客機の開発
小型民間機事業
HondaJet
ヘリコプター事業
自衛隊機の国産開発
民間旅客機の国際連携
国産ジェット旅客機の開発
ジェットエンジン事業
欧州との連携
今後の航空機産業
第2章 日本とフランスの航空技術――フランス航空教育団(大正7~9年)(クリスチャン・ポラック)
歴史的背景――日仏相互依存関係の中で培われた技術移転の伝統
気球を発明したのはフランス人
フランス人設計の複葉グライダー,日本初の公認飛行
日本の空を始めて飛んだ飛行機は,フランス製アンリ・ファルマン
日本設計第一号,第二号機はフランスの技術をもとに造られた
1907年の日仏協約
フランス,日本初の航空隊編成に協力
陸軍と海軍との対抗意識
外交的背景――第一次世界大戦参戦
防衛省,外務省の機密資料から明らかになった飛行機供給とシベリア出兵をめぐる駆け引き
使節団派遣の決定
ジャック・フォール
使節団の構成
使節団員リスト
熱烈な歓迎を受ける使節団
教育日程
臨時航空術練習概況一覧表
八つの練習地
使節団の成果とその後(大正9年~昭和10年)
技術移転
機材輸入とライセンス生産
フランス側から見た使節団の総合評価――いくつかの反省点と希望
その後の使節団
フランスとの関係の希薄化
第II部 フランス航空教育団と技術移転
第3章 第一次世界大戦終戦と日本における航空エンジン量産の開始(ジャン = ポール・パラン)
フランス航空の力と威信
イスパノ・スイザエンジンの台頭
日本でライセンス生産されたイスパノ・スイザエンジン
サルムソン社について
日本でライセンス生産されたサルムソンエンジン
日本のエンジン生産におけるフランス航空教育団の成果
第4章 使節団の諸様相(パトリック・アルクェット)
戦略的様相
戦術的様相
文化的様相
第5章 日仏航空関係において日本が受けた影響(荒山彰久)
フランス航空教
目次
第1部 日仏の航空関係(日本の航空機産業の歴史;日本とフランスの航空技術―フランス航空教育団(大正7~9年))
第2部 フランス航空教育団と技術移転(第一次世界大戦終戦と日本における航空エンジン量産の開始;使節団の諸様相;日仏航空関係において日本が受けた影響)
第3部 教育団の影響とその後(日本企業におけるフランス人技術者―中島のアンドレ・マリーとマキシム・ロバンおよび三菱のアンリ・ヴェルニス;子孫たち(の証言)
座談会 日仏の航空の現状と将来)