出版社内容情報
総観気象学は,地上天気図で見る温帯低気圧や移動性高気圧,前線,高層天気図でみる気圧の谷や尾根など,数千キロメートル規模,数日単位の気象を扱う気象学の中心分野の一つであり,天気予報を支える科学である.本書は,日々の天気を変化させる素過程を,観測データに基づき,より深くより統一的に記述する.『一般気象学』(小倉義光著)の続編として推奨される次のステップの本.
内容説明
総観気象学は、地上天気図にみる温帯低気圧や移動性高気圧、前線、高層天気図にみる気圧の谷や尾根など、日々の天気の変化をもたらす大気の運動を扱い、気象学の中心的分野のひとつである。本書は、『一般気象学』の次のステップとして、この「天気予報を支える科学」に新しい解釈を加え、書き下ろした気象予報士・気象関係者必携の本。
目次
第1章 準備編
第2章 運動方程式を解く
第3章 総観気象の基礎方程式
第4章 渦位でみる大気の流れ
第5章 準地衡風の世界
第6章 温帯低気圧の構造と進化
第7章 低気圧に伴う流れと雲のパターン
第8章 前線とジェット気流と非地衡風運動
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Dolphin and Lemon
1
再読。 なんかまだまだ勉強不足だなと痛感した。 たまにこういうガッチガチの理工書読みたくなる2024/02/02
小さな巨人
0
総観規模の現象について書かれた本。読むには高度な物理学の知識が必要。気象予報士になって、知識を深めたい人にはおすすめ。
Dolphin and Lemon
0
一旦休読(一回読んでいるけど)
gaku
0
自主ゼミで読み進めた。準地衡風モデルの構成やその後の定性的な話の理解には少し苦労したが、知見は深まったはず。少し背伸びした感はあるので、勉強が進んだらまた立ち戻って開いてみようと思う。2021/06/01