線虫の生物学

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  • サイズ A5判/ページ数 290p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130602143
  • NDC分類 483.7
  • Cコード C3045

出版社内容情報

地球上でもっとも繁栄した動物――線虫.かれらの生活史,土壌や海洋などさまざまな生態系におけるその役割,寄生や共生などヒトをはじめ他の生物との関係などについて詳述.農学系や医学系などの学生を対象に,日本で初めて体系化された線虫学のテキスト.

目次

1 線虫という生物(線虫の世界;線虫の発生系統樹―分子生物学的解析から;線虫類の生存戦略;有害線虫と有用線虫;モデル生物)
2 自活性線虫(海洋・干潟の線虫;土壌の線虫)
3 線虫と脊椎動物(人類と寄生線虫;脊椎動物への寄生;寄生線虫と宿主の共進化;寄生線虫に対する宿主免疫応答)
4 線虫と無脊椎動物(昆虫寄生性線虫と昆虫嗜好性線虫;マツ枯れの原因―マツ材線虫病;昆虫病原性線虫と共生細菌;昆虫病原性線虫の感染行動)
5 線虫と植物(寄主‐寄生者関係;線虫のレース;線虫と菌類の生態関係;線虫による農作物の被害)

著者等紹介

石橋信義[イシバシノブヨシ]
1934年佐世保市に生まれる。1958年東京大学農学部農学科卒業。農林省農事試験場線虫研究室赴任。1978年佐賀大学農学部教授。現在、佐賀大学名誉教授、農学博士
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感想・レビュー

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Tsukasa Fukunaga

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線虫の形態や分類・生理などについて広く書かれた本。分子生物学者的には、線虫というとC.elegansを想起しがちだが、この本はC.elegansの章もあるものの広く線形動物門について書かれた本であるので注意。この本を読む限りでは、医学的・農学的に重要な線虫については研究が進んでいるが理学的な研究は少ないのだなぁと思わせる。C.elegansは世界で最も理解されている多細胞生物といっても良いと思うが、一般的にはほとんど研究が進んでいないんですね。2015/05/06

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