出版社内容情報
平野,河川,谷地,尾根….さまざまな地形が植物の生活史をつくり,さらに植生の多様性を生み出す.人里から高山まで,精力的なフィールドワークと丹念な地形図の読解をもとに壮大なスケールで描き上げた地形と植生の自然史.
内容説明
本書では、全体に対して導入となる第1章の後、浸透域の植生を各種のスケールで取り上げており、以後、山腹、丘腹斜面の地形、植生の構成、食域の区分、侵食域の詳細、河川による運搬の作用と植生の関係、堆積域と取り上げていく。
目次
第1章 植生と地形
第2章 地形の形態的特性と植生
第3章 斜面の地形構成と植生
第4章 斜面崩壊と植生―下部斜面域の植生
第5章 河川における物質の運搬と植生
第6章 沖積平野の地形と植生
著者等紹介
菊池多賀夫[キクチタカオ]
1939年山形県に生まれる。1962年東北大学理学部生物学科卒業。東北大学理学部助教授、岐阜大学流域環境研究センター教授、同センター長などを経て、現在、横浜国立大学大学院環境情報研究院教授、理学博士
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