出版社内容情報
建築設計において建物の究極的安全性をいかに考えるべきか.本書は多くの実例を用いて解析・総合を試み,その基本的思想と具体的設計法を提示.初版は建築基準法改定直前に刊行,今回は評価が難しいDs値の扱いや二次構造物の設計を含め,大幅に増補・改訂した.
目次
基礎編 地震による構造物へのエネルギ入力(エネルギ入力;弾塑性系における総エネルギ入力;3方向地震動による1質点系への総エネルギ入力;多質点系へのエネルギ入力;完全弾塑性系における基本損傷分布;基本損傷集中則;より一般の系における損傷集中則;多層骨組における損傷評価;捩れ振動)
応用編 エネルギ入力に基づく耐震極限設計(耐震極限設計法;部材の特性;骨組の特性;設計法の定式化とその適用;耐震設計における構造計画の可能性;2次構造物の弾塑性応答)