出版社内容情報
中国の日系旅行会社で働く人々の民族誌．長期のフィールドワークに基づき，リスク管理の視点から日中間の観光ビジネスの動態を明らかにする．四川大地震後の展開なども分析し，自然災害や感染症の蔓延といった危機に対する観光業の対応について示唆に富む．
目次
序章
第１部 日中間における観光と観光ビジネスの展開（日本から中国へ、中国から日本へ；中国日系旅行社という職場）
第２部 観光ビジネスにおける日常的なリスク管理（観光ビジネスの不確実性；観光ビジネスにおけるリスクの回避―責任の所在をめぐるポリティクス；日本的サービスのためのリスク管理の変容）
第３部 観光危機からのレジリエンス（東アジアにおける観光の政治化；震災という観光危機―抗震救災のナショナリズム）
終章
著者等紹介
田中孝枝［タナカタカエ］
１９８４年埼玉県に生まれる。２０１５年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、多摩大学グローバルスタディーズ学部准教授、博士（学術）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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観光ビジネスとリスク 文化仲介者 多文化職場の民族誌 日本⇔中国：外国人接待→旅行業 中国人観光旅行客の乙上 観光ビジネスのエスニックな分業 中国日系旅行社という職場 観光ビジネスの不確実性 観光ビジネスにおけるリスクの回避ー責任の所在をめぐるポリティクス 日本的サービスのためのリスク管理の変容：日本的サービスのリスク管理 リスク感覚の差異 リスク管理へのゆるやかな反発 リスク化される中国人観光客 東アジアにおける観光の政治化 震災という観光危機ー抗震救済のナショナリズム 観光ビジネスのレジリエンス 2021/02/21
