出版社内容情報
国民国家を前提とした考え方を問い直し,国際関係や諸社会間の関係に注目して社会の構造と変動をとらえる.地域の実証的な研究をふまえて,社会学の新たな課題を検討する.
内容説明
日本社会のアクチュアルな分析。人間的な価値、総合的な視野。21世紀のグローバル・スタンダードへ。グローバリゼーションを問い直す。
目次
1 総論 国際社会学序説―現代世界と社会学の課題
2 産業再編成と労働市場の国際化―越境的労働力利用の双方向的展開と多元化
3 エスニシズムとマルチエスニシティ―マレーシアにおけるナショナリズムの2つの方向性
4 宗教と重層する地域―レバノンを事例に
5 社会変動と国際的条件―南部アフリカにおける民主化を事例として
6 音楽と国際化
著者等紹介
小倉充夫[オグラミツオ]
津田塾大学学芸学部教授
加納弘勝[カノウヒロマサ]
津田塾大学学芸学部教授
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