出版社内容情報
グローバルに展開する情報技術と,日常生活の中でのモノのデザインや映像的なイメージの変容--マクロな視点とミクロの視点を交差させ,情報化社会に生きる私たちの美意識とメディア観,文化の創造と消費の間にある入り組んだ関係を照射.
内容説明
美意識や文化的想像力の変容。日常の中のテクノロジーの意味。グローバル化した資本主義の行方。
目次
1 市場と芸術
2 電子環境における近代デザインの変容
3 曖昧な日本の彼女―東京・映像・環境論
4 ブラックボックス化の図像学
5 「メイド・イン・ジャパン」―戦後日本における「電子立国」神話の起源
6 欧州統合にみるメディア空間政策と空間矛盾
7 アジアのメディア、メディアのアジア―メディア論の視座を再考する
8 高度情報社会と文化帝国主義
9 黒いモルフェ―情報化とサウンドのポリティクス