出版社内容情報
マス・メディアの圧倒的な影響力に一方的にさらされる存在ではなく,大衆社会論的状況を克服し,主体性,能動性をもった受け手像をいかに模索するか--こうしたモチーフを基礎につちかわれた著者のマス・コミュニケーション理論研究の軌跡を集大成する.
内容説明
マス・メディアの圧倒的な影響力に一方的にさらされる存在ではなく、大衆社会論的状況を克服し、主体性、能動性をもった受け手像をいかに模索するか―こうしたモチーフを基礎につちかわれた著者のマス・コミュニケーション理論研究の軌跡を集大成する。
目次
1 社会的コミュニケーションの構造と機能(社会的コミュニケーションの構造;マス・コミュニケーションの機能;コミュニケーションと社会体系)
2 マス・コミュニケーションの受容(受容過程の研究;「利用と満足の研究」の現況;「受け手」像への模索)
3 放送と政治(放送と政治;テレビ中継をめぐる功罪論―E・カッツの「メデイア・イベント論」ノート;放送による世論操作)
4 世論(世論;世論現象の集合行動論的研究)