出版社内容情報
犯罪・非行を典型とする社会病理現象への,新しい理論的パースペクティヴの提示.社会的逸脱への過程,逸脱行為とそれに対する周囲の評価,逸脱を増幅する社会のメカニズムなどを,ラベリング論を援用・吟味しながら考究し,対策の提案にまで至る.
内容説明
犯罪・非行を典型とする社会病理現象への、新しい理論的パースペクティブの提示。社会的逸脱への過程、逸脱行為とそれに対する周囲の評価、逸脱を増幅する社会のメカニズムなどを、ラベリング論を援用・吟味しながら考究し、対策の提案にまで至る。ラベリング論および実証主義の方法と社会病理現象の解明とを融合させた斬新な研究書。
目次
第1章 予言の自己成就過程
第2章 ラベリング論の概観
第3章 セレクティブ・サンクション
第4章 「欠損」家族は非行原因か
第5章 アイデンティティ形成
第6章 自己成就的予言としての矯正可能性
第7章 逸脱増幅モデル
第8章 対策へのインプリケーション