人種神話を解体する〈1〉可視性と不可視性のはざまで

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  • サイズ A5判/ページ数 264,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130541411
  • NDC分類 469.6
  • Cコード C3336

出版社内容情報

見えない人種が創られていく現場を、日本とアジア、欧米の近現代史の事例から切り込む。【シリーズ全3巻/第2回配本】本来見えるはずのない人々の差異は,歴史・社会的にどのように徴づけられてきたのか.人種主義は社会階層,ジェンダー,民族の政治(ポリティクス)とどう複合してきたか.見えない人種が創られていく現場に,近代史と現代,日本とアジア・ヨーロッパ・アメリカの事例から切り込む.【シリーズ全3巻/第2回配本】

序章 差異の可視性/不可視性(斉藤綾子・竹沢泰子)



第I部 被差別集団の人種化

1章 被差別部落の映画表象:差異と差別の可視性と不可視性(斉藤綾子)

2章 人種の形成:韓国の白丁の事例から(金仲燮/?正子訳)

3章 近代日本社会と被差別民の表象:「差異」の歴史的位相(吉村智博)



第II部 制度としての人種形成

4章 血の掟:アメリカ合衆国の法廷における人種の見えない常識(アリエラ・グロス/後藤千織訳)

5章 日本の天皇制と近代人種主義(レイシズム)(タカシ・フジタニ/辛島理人訳)



第III部 移動のポリティクスと人種

6章 「移動民族」としてのロマと新人種主義:ヨーロッパ域内の人の移動をめぐるポリティクス(岩谷彩子)

7章 〈血〉の連続性とは何か?:現代の首都圏におけるアイヌ民族の隣接的共同性原理をめぐって(関口由彦)



終章(竹沢泰子)<br>



斉藤 綾子[サイトウ アヤコ]
斉藤 綾子
斉藤綾子:明治学院大学文学部教授

竹沢 泰子[タケザワ ヤスコ]
竹沢 泰子
竹沢泰子:京都大学人文科学研究所教授

目次

差異の可視性/不可視性
第1部 被差別集団と人種化(被差別部落の映画表象―差異と差別の可視性と不可視性;人種の形成―韓国の白丁の事例;近代日本社会と被差別民の表象―「差異」の歴史的位相)
第2部 制度としての人種形成(血の掟―アメリカ合衆国の法廷における人種の見えない常識;日本の天皇制と近代人種主義)
第3部 移動のポリティクスと人種(「移動民族」としてのロマと新人種主義―ヨーロッパ域内の人の移動をめぐるポリティクス;“血”の連続性とは何か?―現代の首都圏におけるアイヌ民族の隣接的共同性原理をめぐって)
試論 差異と差別の(不)可視化をめぐって

著者等紹介

斉藤綾子[サイトウアヤコ]
明治学院大学文学部教授。映画研究、フェミニズム批評。カリフォルニア大学ロサンゼルス校映画テレビジョン学部批評学科博士課程修了(Ph.D)

竹沢泰子[タケザワヤスコ]
京都大学人文科学研究所教授。文化人類学、アメリカ研究。ワシントン大学大学院人類学科Ph.D.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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陽香

0
20161027

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