出版社内容情報
《内容》 高齢者社会を迎えて、医療費の増加とその財源負担は、医療保障の大きな課題となっている。医療費の増加要因である人口増、高齢化、診療報酬引上げなどをふまえて、医療サービスの変化に伴う新たな医療費変動要因の分析結果をまとめる。
内容説明
本書は、当研究所が平成5年度から平成6年度にわたって実施した2年計画の研究プロジェクト「医療サービスの変化と医療費変動の要因分析」の研究成果をとりまとめたものである。
目次
第1部 医療政策の展開と医療費変動(国民医療費と医療保険;診療報酬改定のメカニズムに関する歴史的考察;診療報酬の変遷とその経済的効果;診療報酬改定の方法と問題点;高齢化による医療費増加と医療政策の課題)
第2部 医療サービスの変化と医療費変動(医療保険と医療サービスの供給;医療における外部委託;原価主義にもとづく診療報酬の一考察;医療費の自然増の分析;技術進歩と医療費抑制政策との関係の実証的検討;医師数と医療費;医療機関における看護職員就業構造の実証分析)