狼の民俗学―人獣交渉史の研究 (増補版)

個数:

狼の民俗学―人獣交渉史の研究 (増補版)

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月16日 14時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 448p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130503020
  • NDC分類 387
  • Cコード C3039

出版社内容情報

日本の森林に君臨していたニホンオオカミ――かつて「神」とあがめられたかれらが姿を消してから,すでに100年が過ぎ去り,人々の記憶からも静かに消えゆこうとしている.日本各地に残された伝承や図像を丹念に読み解き,ニホンオオカミと人間の関係史を鮮やかに描き上げた意欲作! 初版2009年の増補版.


序 章 人と獣の交渉史
第1章 虎と狼――二つの民俗の位相
1 室町物語「熊野の本地」の動物諸相
2 虎から狼へ――「鍛冶屋の婆」の変遷
3 虎の民俗、狼の民俗
第2章 民間説話の中の狼
1 狼報恩譚――人々の解釈と話のゆくえ
2 「送り狼」――口伝される生活の知恵
3 塩を求める狼――伝承と俗信から
4 「狼の眉毛」――授けられる富
第3章 狼の表象史
1 名称から辿る狼観
2 狼表現の系譜
第4章 狼と民俗信仰
1 東北地方における狼の民俗儀礼
2 狼の産見舞い
補章 狼の民俗学に添えて
1 「種の藤助」考――田の神信仰と祝言職
2 岩手の狼伝承
あとがき
増補版あとがき

The Folklore of Wolves: The History of Human-Animal Relationships(Expanded Revised Edition)
Akiko HISHIKAWA

菱川 晶子[ヒシカワ アキコ]
著・文・その他

内容説明

ニホンオオカミと人間の関係史。かつて「神」と崇められたニホンオオカミが消えてから百年あまり。伝承や図像を丹念にたどりながら、かれらの姿を鮮やかに読み解く。

目次

序章 人と獣の交渉史
第1章 虎と狼―二つの民俗の位相
第2章 民間説話の中の狼
第3章 狼の表象史
第4章 狼と民俗信仰
補章 狼の民俗学に添えて

著者等紹介

菱川晶子[ヒシカワアキコ]
東京都生まれ。2004年國學院大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期修了、博士(文学)号取得。国立歴史民俗博物館外来研究員を経て、愛知大学非常勤講師・愛知大学綜合郷土研究所研究員。専門は、民俗学・口承文芸学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

志村真幸

1
 本書は、ニホンオオカミの民話研究を出発点として、その呼び名の変遷や図像上でのイメージの変化など、いくつかのテーマを扱っている。  全国のオオカミの民話を精査し、特徴ごとにまとめるなど、とてつもない労力がかかっていることが分かる。たとえば、「送り狼」の伝承の全国での一覧化は、途次での接し方(149件)、帰着時の接し方(124件)ほかに分けて図表化するなど、これだけでも価値があるだろう。「狼の眉毛」の民話や、狼が出産としたときの「見舞い」などについても。  考察・分析の部分は、かなりの物足りない。 2021/10/23

Bks

0
狼・山犬にまつわる民話や山間の人々の信仰を調査している。 男のもとを去る狼女房が、仲間を連れて田植えを手伝う、秋になっても穂が出ないので税を免れるが脱穀するとたちまち米になる。 12の子をもつ山の女神を十二様といい、時に狼と同一視される。十二様には赤飯を供える。妊婦がこれを食べると12人の子ができるので遠慮する。 時期になると田の神に変じる山神と、狼の関係性も興味深い。2019/10/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12887132
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。