出版社内容情報
企業不祥事や政治の腐敗、自己責任論が蔓延し経済も停滞する日本社会。なぜこのような状況になってしまったのか? ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)論の第一人者が、その有用性だけでなく負の側面までも含めて縦横に論じる。ソーシャル・キャピタル研究の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢読み
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理解がなかなか難しいが整理すると。 ・社会関係資本とは、人・社会への関係・エンゲージメントの強さ。日本は低くはないが、近しい関係の人との強さが低下中。 ・一方で、関係流動性という指標もあり、日本は非常に低い。 ・負の外部性を持つ組織・関係にからめとられている可能性。その傍証としての非凸性が生ずる状況。 ・実証研究の発展の中で、居住地域(≒地域や住民との関係)が年収に関与することの発見。 最終的に近年の日本企業における社会関係資本の劣化を指摘しているが、これ以前の議論とのつながりは十分理解できていない。2025/05/30
Go Extreme
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社会関係資本: 信頼 規範 協力 関係性 つながり 結束 社会的資本 外部性 公共財 経済: 経済格差 所得不平等 労働市場 経済成長 企業経営 ビジネス機会 地域経済 貧困問題 資本分配 社会: 社会的排除 社会的孤立 社会的弱者 共同体 連帯 市民活動 公共性 社会的安定 生活の質 理論: コールマン パットナム オストロム 計算社会科学 実証研究 社会学 政策提言 研究方法 データ分析 因子分析 政策と教育: 教育制度 教育格差 社会政策 地域活性化 ボランティア活動 政府施策 包括的教育 福祉政策2025/02/20