出版社内容情報
今日,地方自治体や民間企業等によっておこなわれている様々な計画のベースとなる地域別の将来人口推計は,どのような仮定やモデル,計算方法によっておこなわれ,またどのように活用することができるのか.地域社会の基礎データの仕組みをわかりやすく解説する.
目次
第1部 地域別将来人口推計の基礎(将来人口推計の意義;人口変化のメカニズム;コーホート変化率と人口動態率;推計法と仮定値設定;地域推計の計算例)
第2部 地域別将来人口推計の方法(人口移動モデルの比較;プールモデルによる地域推計と考察;出生モデルの比較研究;市区町村別生命表の利用上の課題)
第3部 地域別将来人口推計の応用(諸外国の公的機関による地域推計;社人研の地域推計の変遷と2018年推計;社人研の地域推計の誤差;都道府県別高齢者人口の変化とその人口学的要因;社人研推計から見た将来の地域人口)
著者等紹介
西岡八郎[ニシオカハチロウ]
元国立社会保障・人口問題研究所部長。フェリス女学院大学非常勤講師
江崎雄治[エサキユウジ]
専修大学文学部教授
小池司朗[コイケシロウ]
国立社会保障・人口問題研究所部長
山内昌和[ヤマウチマサカズ]
早稲田大学教育・総合科学学術院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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PapaShinya
1
分担執筆であり、他の雑誌への投稿をまとめたものが中心なので、ちょっと冗長。が、類書が他にない上、初心者にも分かりやすく書かれているのでおススメ。地方自治体の担当者や自治体が丸投げした民間調査会社担当者のハンドブックとしてマニュアル化された書籍を目指して出版された。人口学への東大の本気度が伝わる。日本全体の人口推計と地域人口推計は方法が違う。が、地域人口推計をボトムアップしていけば、日本全体人口の推計に一致する・・・ように仮定値を調整してある。地域人口推計は、誤差が大きく、推計が難しい。などが、よくわかる。2023/12/23
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- 和書
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