出版社内容情報
子どもたちの学歴が親の学歴を上回っていく高学歴化の時代が終焉し,大卒学歴が世代間で継承されはじめている.社会調査データから導きだした「新しい学歴社会論」によって,格差・不平等問題の不安にゆれる日本社会に潜在するメカニズムを解き明かす.
内容説明
格差社会の本質としての学歴。高学歴化の終焉、大卒層の閉鎖的再生産など、世紀の変わり目に現れた新たな「学歴社会日本」の姿をとらえる。2019年の現在からその議論をふりかえる補論を新たに収録。
目次
1章 いま学歴社会をどうとらえるか
2章 もはや高学歴化社会ではない
3章 職業か学歴か?―階級・階層論再考
4章 因果構造を読みなおす
5章 親の学歴から子の学歴へ―学歴の世代間移動の構造
6章 不平等化の伏流水脈―学歴の世代間移動の趨勢
7章 成熟学歴社会の社会意識論をめざして
8章 総中流の静かな変容
9章 格差・不平等の正体を知る
補論 現実になった成熟学歴社会
著者等紹介
吉川徹[キッカワトオル]
1966年島根県生まれ。1994年大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。大阪大学人間科学部助手、静岡大学人文学部助教授などを経て、大阪大学大学院人間科学研究科教授。博士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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セイタ
1
日本人の格差を生みだす仕組みとしての学歴に焦点を当てた本!ハードカバーのため、11時間強で読了。データが全般的に古いと思ったら、2006年に発売された初版の増補版だった。著者が主張する学歴を起点とした格差の形成というのはなかなかに面白く、日本以外でも中国や韓国でも同じようなことが言えるような気がする。西洋型の職業階層ではないアジアに根差した理論の説明という点では非常に意味深い。日本人の意識を形成しているものが2003年時点ではすでに、学歴と世帯収入となっているが、現在ではどうなっているのか興味がある2026/10/09
読書日記
1
教育の格差・不平等は世代を超えて持続する。いかなる社会的地位の家庭に生まれたかということは、どのような社会的地位に到達したかということの間に関連性があり、階層固定化と深く関係する。2021/12/20




