出版社内容情報
西洋近代の知の枠組をのりこえる企図に参画する新しい文化社会学.前近代と近代,資本と労働,システムと主体,現実とドラマ,表層と深層,家父長制とフェミニズム,国家体制と社会運動,などの皮相な二項対立をこえて,文化批判を通じての文化創造をめざす.
目次
序 新しい文化社会学のために
1 ドラマトゥルギーと社会―序論的考察
2 狐憑きと高利貸―文化の葛藤をめぐって
3 階級分派と資本主義発展―階級関係は説明原理たりうるか
4 「生活世界―システム」連関と近代社会―ハーバーマスによるシステム論の受容をめぐって
5 科学社会学・科学技術の比較社会学・STS研究
6 リアリティ・コントロールと「主体」形成―H・S・サリヴァン、R・D・レインを中心に
7 ジェンダーとセクシュアリティ
8 フェミニズムは女性のものか
9 サブカルチュアとネットワーキング―現代青年の特質と戦後日本の青年文化
10 現代アメリカ知識人論の再考察―ラディカルな逆理と知識人のスタイル
11 「対抗的政策」は、なぜ日本では困難なのか?―環境・エネルギー政策形成の民主化のために
結びに代えて―批判的談論文化の創造
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