出版社内容情報
社会システム論の現代的彫琢とその日本における到達水準をしめす注目の書.情報論的視座を基底にすえて行為,関係,集団という3レベルの一般理論からはじまり,構造‐機能理論の変動論の構築やシステムの自己組織性についてのオリジナルな展開を鮮鋭に提示.
目次
1章 動機の社会学的理論
2章 社会関係の構造―機能分析―伝統的テーマの再検討
3章 集団系のモデル構成―機能的系理論の骨子
4章 行動科学における〈機能〉連関のモデル
5章 社会科学における情報論的視座
6章 社会システム論における情報―資源処理パラダイムの構想
7章 社会体系の一般変動理論
8章 システム理論と現象学的社会学との接点を求めて
9章 マス・コミュニケーション内在理論の視座転換―Disciplineとしての社会情報学への途
10章 自己組織性と情報・情報処理
11章 〈言語情報‐内部選択〉型の自己組織性