出版社内容情報
諸外国における地方財政調整制度が果たしている機能や直面する問題点を明らかにし、日本における地方分権化の方向性を描き出す。
目次
第1部 再分配とインセンティブ―問題の構図(なぜ財政調整制度の改革なのか;民主主義体制における敗政調整制度と政府間関係 ほか)
第2部 裁量かルールか―垂直的財政調整(水平的財政平衡原則の二元的運用:オーストラリア;代表的課税システムによる平衡化:カナダ ほか)
第3部 動揺を通じた安定化―水平的財政調整(州間の水平的調整における根本問題:ドイツ;水平的財政調整の動揺:スウェーデン ほか)
第4部 試練と選択―日本の地方交付税(地方自治と地方交付税;高齢者保健福祉の財源保障 ほか)
著者等紹介
持田信樹[モチダノブキ]
東京大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yuno
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各国の財政調整の制度の変遷が詳しく載ってる。研究にとても役立った。2012/12/02
メルセ・ひすい
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8-16 赤48 学術書です。よろしかったら是非おすすめです。 先進各国で試行錯誤・・それを基にして考察する。オリンピックに備えて毎年5億円の積み立てをしている 都・・ かと思えば。 ・・ヤバイ夕張! 海外の豊富な事例を基に蘊蓄をどうぞ・スウェーデン・世界初水平的財調制度・我国の地方交付税方式で国税として一旦徴収し一定割合を配分。 「三位一体」改革後における地方財政制度はどうあるべきか。諸外国における地方財政調整制度が果たしている機能や直面する問題点を明らかにし、日本における地方分権化の方向性を描く2007/01/25