フランスにおける公的金融と大衆貯蓄―預金供託金庫と貯蓄金庫1816‐1944

フランスにおける公的金融と大衆貯蓄―預金供託金庫と貯蓄金庫1816‐1944

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  • サイズ A5判/ページ数 355p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130460644
  • NDC分類 338.235
  • Cコード C3033

出版社内容情報

両大戦間期から第二次大戦期までの預金供託金庫の経営動向の詳細な分析から,フランスにおける「公的金融」と「大衆貯蓄」との関係を検証し,そこから国家の多様な「構想」の出現を可能にした「条件」とそれに関わった人々の姿を克明に描き出す.

内容説明

本書は、両大戦間期から第二次大戦期までの預金供託金庫の経営動向に焦点をあてて、フランスにおける「公的金融」(financements publics)と「大衆貯蓄」(´epargne populaire)の関係をあきらかにする歴史研究である。

目次

序章 問題の所在―フランス経済史における国家と社会
1章 第一次大戦前の預金供託金庫と貯蓄金庫―予備的考察
2章 通貨・財政危機と公的金融の動揺―第一次大戦後の預金供託金庫と貯蓄金庫
3章 大衆貯蓄の前進と公的金融の拡大―通貨安定期の預金供託金庫と貯蓄金庫
4章 財政・金融政策の再編と公的金融―大恐慌期の預金供託金庫と貯蓄金庫
5章 戦時体制下の公的金融と大衆貯蓄―第二次大戦期の預金供託金庫と貯蓄金庫
終章 総括と展望