感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
6
「バンジャマン・コンスタンの『アドルフ』(1816年)は、「冷静な観察者」を登場させることによって、マケンジーの『感情の人』よりもはるかに明白に、『道徳感情論』への親近性を示している…コンスタン自身がエディンバラ時代に…活躍したことなども、かれらが『道徳感情論』に無関心でなかったという推定を可能にするけれども…コンスタンがパリで世話になっていたシュアールが、スミスをふくむスコットランド啓蒙思想家たちの、フランスへの紹介者、翻訳者であったということである。かれはスミスの「言語起源論」を訳した」2017/10/05