出版社内容情報
自然科学・工学・医学等への応用をめざしつつ,さまざまな統計学的考え方を紹介し,その基礎をわかりやすく解説する.シリーズIと同様に,豊富に実際例を用いつつ,図表を多くとり入れて,視覚的にもわかりやすく統計学を親しみながら学べるよう編集した.
目次
第1章 確率の基礎
第2章 線形モデルと最小二乗法
第3章 実験データの分析
第4章 最尤法
第5章 適合度検定
第6章 検定と標本の大きさ
第7章 分布の仮定
第8章 質的データ統計的分析
第9章 ベイズ決定
第10章 確率過程の基礎
第11章 乱数の性質
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- 評価
びんちゃんぽんだな本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Chris
2
1,2,4,6,9,10章を読んだ。4章の一致推定量や最尤推定量の漸近理論は簡単に証明が書かれているが、測度論的確率論を学んでいる人間にとっては物足りないと思う。(厳密でない証明には納得いかないという意味で)各統計理論の雰囲気を知るには十分だし、巻末に参考文献が多数挙げられているのもこの本の良いところ。2013/05/03
ユータス
1
おすすめ度☆☆☆☆☆(感動するレベル)。検定や回帰といった統計手法の背景にある数理とそこからやや進んだ関連する手法を解説した本。実務で分析をする際は適当なツールを用いると思うし、適当なツールを使うと必要な統計量は標準の出力として一通り計算してくれる。しかしそれらを正しく解釈して使うにはこの本に書かれていることを学んでその意味するところを把握しておく必要があると思う。またベイズ統計学の章もあり、ベイズ決定という考え方で推定と検定が統一的に扱えるようになるのも面白かった。統計検定1級、準1級の勉強にもよさげ。2023/11/04
げんき
1
登場する数式の飛躍をあまり真剣に追わずに数理統計学の雰囲気を掴むための1冊めの本として読むのが良いのだと思う。証明なしに述べられている言明はしばしば非自明なのだが、気になるのであれば数理統計学の成書にあたったほうが良さそう。この本だけで解決しようとするとかなり苦労する。2020/03/31
鴨川
1
練習問題がほどよい. もう一周したいと思う.統計検定一級の対策にもなりそう.2018/08/21
dye
1
一通り通したが、初学者には難しいと思う。このシリーズの基本統計学の後に読んだがそれでもむのには時間がかかった。後半の確率過程、ベイズ統計の話はこの本だけでは不足だと感じた。2018/05/30