出版社内容情報
二度にわたる石油危機は1970年代以降の世界経済を激変させた.先進資本主義諸国の行きづまり,OPEC・NICsの台頭,南北問題の激化等を分析の対象に,高度成長期以降,混迷の度を深めつつ現在に至っている資本主義世界経済の解明を試みる.
目次
1 戦後資本主義世界体制の展開と動揺(先進工業諸国の高成長;資本主義体制の動揺)
2 資本主義体制の矛盾の深化(先進工業国の行きづまり;国際経済関係の変質;途上国経済の多様化)
3 混迷する現代世界(先進工業国の停滞;広がる国際経済関係の困難;南北問題の深刻化)