出版社内容情報
当事主体の効率性原則にもとづく行動が労働生産過程を締めあげ,人間労働の単純化の強制・受容が実現する点に価値法則の根拠を求める.労働価値論の公式的理解を解体し,『資本論』の豊富な含蓄を動員して再構築を試みる.労働価値論の復権をめざす.
目次
第1部 個別流通主体と社会的生産(経済的諸関係と行動主体;経済原則と経済法則;いわゆる「方法の模写」について;価値の概念と社会的必要労働)
第2部 『資本論』の価値論の諸問題(冒頭商品の価値の規定について;労働生産過程と価値の実体規定;流通と価値;マルクスの市場価値論)
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- 和書
- 担当の夜