出版社内容情報
わが国の金融はいま自由化・国際化の急速な進展の中で大きな変革期を迎えている.金融機関の行動変化,金融システムの変化をどう捉えるか.従来の通念に捉われず現実を直視して実態を分析,理論化を試みる.I 金融機関の機能/銀行行動の応用ミクロ分析/資本市場の効率性/金融技術革新/金融業の産業組織/金融自由化と公的金融 II 国際決済と金融/国際金融市場/為替決定と金利/国際的資金の流れ/国際化の進展/金融システムとリスク/日本の政策
内容説明
本書では、変化の目覚ましい国際金融の現状や、日本の金融の国際化の進展、その為替レートに与える影響等について豊富なデータにもとづいた意欲的な分析が行われている。
目次
序章 国際決済と金融の基本的仕組み
第1章 円・ドルレート―1973~1985年
第2章 国際金融市場の発展とその影響
第3章 国際的資金の流れとその決定要因
第4章 日本における金融の国際化
第5章 日本の「資本輸出国」化と銀行の国際化
第6章 金融構造の変化と日本の金融政策