出版社内容情報
現代日本の雇用政策を検証し、働くことの意義ややりがいを維持するための社会制度、雇用制度の設計を提起する。
仕事を得て,安定した生活を築いていくためには,どのような社会制度が求められるのか.現在の雇用政策がどの程度の効果を上げているのかを検証し,金銭的なばらまきではなく,労働意欲を継続させる社会政策の必要性を提言する.
第I部 望ましい雇用政策を考える
第1章 解雇規制と雇用保険の関係
第2章 最低賃金制度の充実は最高のワークフェア政策
第3章 給付付き税額控除政策の実行可能性
第4章 ベーシック・インカムの思想と導入の可否
第II部 雇用政策のあり方に関する疑問を検証する
第5章 雇用形態は時系列によってどのように変化したのか
第6章 雇用確保は企業業績に寄与するのか
第7章 雇用政策に対する評価を規定する要因は何か
第8章 入職・転職経路に対する課題と有効な施策は何か
第9章 資金調達は、事業継続と安定雇用に関連性があるのか
終 章 雇用の確保を図るための政策
【著者紹介】
橘木俊詔:同志社大学経済学部教授/京都大学名誉教授
内容説明
さらに深刻化する格差と貧困。雇用政策からその解消を目指す。安定した雇用と労働を実現するための社会政策を考える。
目次
1 望ましい雇用政策を考える(解雇規制と雇用保険の関係;最低賃金制度の充実は最高のワークフェア政策;給付付き税額控除政策の実行可能性;ベーシック・インカムの思想と導入の可否)
2 雇用政策のあり方に関する疑問を検証する(雇用形態は時系列によってどのように変化したのか;雇用確保は企業業績に寄与するのか;雇用政策に対する評価を規定する要因は何か;入職・転職経路に対する課題と有効な施策は何か;資金調達は事業継続と安定雇用に関連性があるのか;雇用の確保を図るための政策)
著者等紹介
橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年生まれ。小樽商科大学卒業。大阪大学大学院、米ジョンズ・ホプキンス大学大学院修了(Ph.D.)。京都大学教授を経て、同志社大学経済学部教授
高畑雄嗣[タカバタケユウジ]
1975年生まれ。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在、久留米大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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