内容説明
今日の経済学が切り捨ててきた問題と方法とは何か。ディルタイ、ハイデガー、シュンペーターらをふまえ、経済学に「価値」や「歴史」を基礎づける包括的な場を構想する。経済哲学の体系をしめす著者の集成。
目次
序章 経済哲学の構想
第1章 理論・ヴィジョン・存在論
第2章 啓蒙と反啓蒙の哲学
第3章 歴史主義の危機と啓蒙の弁証法
第4章 基礎存在論から経済存在論へ
第5章 経済学・主観主義・解釈学
第6章 心理学と解釈学
第7章 解釈学の拡充
第8章 思想史のパノラマ=シナリオ・モデル
第9章 経済の概念―経済世界像の存在論史
終章 議論の総括
著者等紹介
塩野谷祐一[シオノヤユウイチ]
一橋大学教授、一橋大学長、国立社会保障・人口問題研究所長などを歴任。一橋大学名誉教授、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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