出版社内容情報
戦間期の電力業,化学工業の分析を中心に産業構造の転換を,重化学工業と独占組織形成とのかかわりからとらえ,日本資本主義の動態を理解するうえで欠くことのできない視点を提供する.
目次
第1章 重化学工業化と独占(戦間期における重化学工業の展開;重化学工業と独占―1910年代末「独占体」確立説の方法上の問題 ほか)
第2章 「五大電力」体制の成立と電力市場の展開(問題の所在と分析視角;第一次大戦期の電力業 ほか)
第3章 硫安独占体の成立と展開(1920年代の硫安市場;硫安独占体の成立 ほか)
第4章 セメント連合会(課題;幻の大合同計画 ほか)
著者等紹介
橋本寿朗[ハシモトジュロウ]
元法政大学経営学部教授。経済学博士。1946年埼玉県に生れる。1970年東京大学経済学部卒業。1975年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。電気通信大学助教授、法政大学経営学部教授、東京大学社会科学研究所教授を経て2000年法政大学経営学部教授。2002年逝去
武田晴人[タケダハルヒト]
東京大学大学院経済学研究科教授
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