出版社内容情報
急激な構造変化を迫られている日本の流通システムのなかで，とりわけ公的制度の変革との関わりの下，より厳しい状況にある医薬品産業の流通に焦点をあてそのシステムが抱える問題点を検証し，新しいビジネス・モデル構築への方向を探る．
目次
未来創造型医薬品卸業を目指して
第１部 医薬品卸からみた流通システム（医薬品卸の経営と薬価基準制度；医薬品流通をめぐる取引慣行問題；医薬品卸流通の構造とその変化）
第２部 多様な医薬品流通システム（医薬品メーカーの流通チャネル政策；医薬品流通と営業政策；医薬品卸売業の物流・情報システムの現状と問題点）
第３部 医薬品流通の日米比較（日本の医薬品卸売会社の株主資本価値；カーディナル・ヘルス株式会社の成長過程の示唆；アメリカ医療用医薬品卸業界の構造変化；医家向医薬品卸業の将来展望）
著者等紹介
片岡一郎［カタオカイチロウ］
１９２４年北海道生れ。１９５０年慶応義塾大学経済学部卒業。現在、慶応義塾大学名誉教授
嶋口充輝［シマグチミツアキ］
１９６７年慶応義塾大学経済学部卒業。１９７４年ミシガン州立大学博士号（Ｐｈ．Ｄ）。現在、慶応義塾大学大学院経営管理研究科教授
三村優美子［ミムラユミコ］
岡山県生れ。１９７３年慶応義塾大学商学部卒業。１９８０年慶応義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。現在、青山学院大学経営学部教授。商学博士
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