出版社内容情報
さまざまな非効率の指摘とともに,一方ではそれが当然であるという議論もなされているわが国の公共部門について,非効率を生み出すメカニズムを解明し,改善の方途と,ありうべき方向性を追究する.既成の学問分野にとらわれない幅広い間口からのアプローチ.
目次
序章 公共部門の政治経済学
第1部 公共部門の政治学と経済学(公共支出における政治家行動―地方自治体財政における政治的ノイズの計量分析;公共的意思決定のメカニズム・デザイン;費用便益分析;政府調達の経済学)
第2部 日本の公共部門―現状と課題(一般会計予算と決算;財政投融資;農業補助;ODA;下水道事業―公的補助の仕組みと課題;電気通信の料金体系―効率と公平)