出版社内容情報
ウクライナ侵攻や中国とロシアの覇権争いに直面する中央アジア諸国。彼らが発する公式言説の「余白」や不自然な「沈黙」には、いかなる戦略的意図があるのか。非対称な国際関係における言葉なき抵抗と生存戦略を、気鋭の研究者が緻密に読み解く画期的地政学リスク書。
【目次】
はじめに
第1章 寡黙な地域──中央アジアはどう論じられてきたか
第2章 沈黙を守る──ウクライナ危機への対応
第3章 静かに門を開ける──なぜロシアからの出境者を受け入れるのか
第4章 それとなく誘導する──台頭中国との経済外交
第5章 大国をそっと招き入れる──集団的安全保障枠組の生成をめぐって
第6章 静かで控えめに──対中央アジア外交をめぐる日米協調の可能性
第7章 多くを主張しない──「寄せ集めの近隣」との水資源管理
第8章 沈黙の背後にあるもの──ソビエト時代をめぐる言説と記憶のポリティクス
終 章 国際関係論の革新をめざして
おわりに
参考文献
索引



