出版社内容情報
【目次】
序 論
1 問題の所在
2 不平等の正当化論理に対する関心の低さ
3 先行研究の検討
4 本書の分析枠組み
5 本書の作業方針・主張・構成
第1章 連合国協調から冷戦対立へ
1 連合国協調体制
2 原子力国際管理の挫折
3 旧枢軸国の復権
4 小括
第2章 核不拡散体制の形成
1 三つの秩序構想の正当化論理
2 冷戦陣営の亀裂
3 主権不平等の制度化
4 小括
第3章 冷戦後期の核不拡散体制
1 核不拡散体制の正統的解釈
2 原子力輸出管理の国際基準
3 冷戦後期の無法者
4 小括
第4章 冷戦後の核不拡散体制
1 核不拡散体制の盤石化
2 冷戦後の無法者
3 非核兵器国の管理強化
4 小括
第5章 9.11後の核不拡散体制
1 ブッシュ革命
2 非核兵器国の管理強化
3 核軍縮の行方
4 小括
結論
1 二つの正当化論理と国際社会の三層構造
2 階層構造の変化と軋轢
3 核不拡散条約と国連安保理の間の緊張関係
4 核不拡散体制の現在地――崩れゆく秩序
目次
序論
第1章 連合国協調から冷戦対立へ
第2章 核不拡散体制の形成
第3章 冷戦後期の核不拡散体制
第4章 冷戦後の核不拡散体制
第5章 9.11後の核不拡散体制
結論
著者等紹介
濱村仁[ハマムラジン]
1986年神奈川県に生まれる。現在、東京大学アメリカ太平洋地域研究センター特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BLACK無糖好き
11
核不拡散体制が核兵器国と非核兵器国の不平等を露骨に制度化しているが、この制度の正統性をめぐる議論の推移を歴史的に辿っている。暫定性の建前として核兵器の削減から廃絶まで核兵器国の存在を既成事実として許容するという消極的正当化理論も大きな要素。また、賢明な国(大国)の核保有は認め、危険な国(無法国)の核保有は禁止するという保有者の属性に依存する積極的正当化の理論もある。各階層構造での分析も参考になる一方で、昨今は、大国の無法国化が顕著なので、従来の秩序に基づいた議論も難しくなってきた印象がある。2026/04/18
ゐくしま
0
国家間の平等が謳われる戦後国際社会において、核兵器をめぐる非対称性がいかに制度化、正当化されてきたのかを分析している。NPTをめぐっては、その内部の締約国間の区別化だけでなく、印パなどの国や、非国家主体などの外部との差別化から特殊な制度設計がなされているといえる。NPTについては、今後もイランのIAEA査察受け入れと原子力の平和利用の権利や北朝鮮の核保有の是非、NPT外のインドなどの核保有国と米英などの核不拡散の推進国間の協調関係など問題は多い。2026/06/09




