日本気象行政史の研究―天気予報における官僚制と社会

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  • サイズ A5判/ページ数 356p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130362726
  • NDC分類 317.26
  • Cコード C3031

出版社内容情報

気象庁という行政機関を軸に,近代日本社会における気象行政の変遷を描き出す.中央気象台時代から,気象庁は組織の行動様式を支える価値を模索し,天気予報を通して社会からの信頼,評判を得ようと技術革新を続けている.本書は,科学技術をめぐる行政と社会の関係を解明する先駆的研究である.

目次

第1章 本書の課題と視角(行政学・政治学における「専門性」;行政学研究への科学社会学の視角の導入 ほか)
第2章 近代日本の気象行政―「エキスパート・ジャッジメント」の制度化(天気予報の開始と「研究機関」路線の定着;戦時体制下の気象行政と「危機」の顕在化)
第3章 戦後日本の気象行政の形成―「エキスパート・ジャッジメント」から「機械的客観性」へ(平時への復帰と「現業官庁」路線の定着;「客観的」な「予報」へのパラダイム転換)
第4章 戦後日本の気象行政の確立―「機械的客観性」の制度化(気象庁における「企画」の役割の増大;「防災官庁」への社会的期待の表出 ほか)
第5章 現代日本の気象行政の動揺―「エキスパート・ジャッジメント」の再生(「天気予報の自由化」の背景;気象業務法の改正 ほか)

著者等紹介

若林悠[ワカバヤシユウ]
1986年千葉県生まれ。2011年慶應義塾大学総合政策学部卒業。2013年東北大学大学院法学研究科博士前期課程修了、2018年東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了、博士(学術)。現在、東京大学先端科学技術研究センター特任助教。國學院大學法学部兼任講師他。専攻は行政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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中将(予備役)

2
気象庁を行政の視点で研究した、読みたかった・調べてみたかった夢の様な論文を漸く読めた。気象庁が研究から現業、天気から防災、独占から一部民間参入と変化しながら「評判」を獲得し維持する姿が分析されていた。職員が国士型から吏員型に移った後で民間参入により調整型が求められる様になったとの指摘は面白い。現業路線の中央気象台長和達清夫は地震学の印象が強い。公職追放がなかったら藤原咲平はどんな活躍をしただろう。研究の影が薄まるのは残念にも思うし、前に見かけた学問が防災に飲み込まれると危惧するtweetが浮かんだ。2019/10/31

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