出版社内容情報
北欧型とは大きく異なる「アメリカ型福祉国家」の成立と苦悩とを、20世紀ニューヨークの都市政治過程に探る、新しい福祉国家論。
目次
第1部 アメリカ型福祉国家と都市政治(問題の所在;都市政治と社会福祉政策)
第2部 ニューヨーク市の社会福祉政策をめぐる政治の歴史的展開(アーバン・リベラリズムの成立1―タマニー支配体制と社会福祉政策;アーバン・リベラリズムの成立2―ラガーディア政権と行財政基盤の整備;アーバン・リベラリズムの拡充―福祉権運動とリンゼイ政権の政策革新;アーバン・リベラリズムの危機―財政破綻危機とコッチ政権の対応;アーバン・リベラリズムの終焉―ジュリアーニ政権と「新しいパターナリズム」)
第3部 アメリカの福祉国家再編(アメリカの福祉国家再編―クリントン政権期における社会福祉政策をめぐる政治)
著者等紹介
西山隆行[ニシヤマタカユキ]
1975年生まれる。1997年東京大学法学部卒業。2004年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。現在、甲南大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。