出版社内容情報
講和後も容易に認められなかった日本のガット加入においては何が問題であり,英連邦諸国はなぜ日本とガット関係に入ることを忌避したのか.当時の外交史料を読み込むとともに,レジーム理論の視角から問題の本質を追究. サントリー学芸賞受賞
目次
序章 ガットと日本の加入問題
第1章 「レジーム論」の問題意識と本書の課題
第2章 ガット・レジームと紛争解決の枠組
第3章 日本の加入をめぐる対立の構図
第4章 加入問題の初期の解決案―ルール改正をめぐる攻防
第5章 仮加入取決
第6章 正式加入
第7章 ガット加入の効果と帰結
終章 歴史的評価と理論的結論