出版社内容情報
放送と通信の融合,多メディア化など,情報産業の発展は従来の法制度との摩擦を惹き起こし,新たな局面を迎えている.本巻では,メディアと法のありかたを,民法・刑法・行政法・法社会学など様々な視角から分析,情報化社会に相応しい法システムを模索する.
内容説明
情報化社会を見据えた、新しい“法”のかたち 情報化の進展は法システムをどのように変えるのか?最新の問題“メディアと法”に迫る。
目次
1 日本社会の情報化と透明性(日本法の透明性―アメリカ法との比較において;「電子消費者契約」における消費者の意図しない意思表示について―情報化社会における法形成のあり方の観点から;カナダにおける民間の個人情報保護;サイバー犯罪条約への実体法上の対応)
2 メディア規制の諸相(ユビキタス時代における「サイバー法」概念の展開―表現の自由の価値意識から;公共放送の「役割」と「制度」;グローバル化の中の通信規制)
著者等紹介
フット,ダニエル・H.[フット,ダニエルH.][Foote,Daniel H.]
1954年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授(法社会学)
長谷部恭男[ハセベヤスオ]
1956年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授(憲法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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