出版社内容情報
規制緩和,企業合併など,大きく揺れる政府や企業の現状を正確に捉え,新たな手法で市場を統御することが求められている.本巻では"市場経済のルール"という視角から,流動化する官と民,国と国の境界を再審に付し,ボーダレス化する経済活動の公正・透明化に向けて新しい法の枠組みを提示する.
内容説明
規制緩和、企業買収、新会社法制定の時代に政府・企業はどうあるべきか?最先端の経済問題に焦点を当て、ボーダレス化する市場に相応しい新たなルールを提示する。
目次
1 官と民の境(競争的市場のなかの政府;所得税法からみた日本の官と民―寄付金控除を素材として;公共債のデフォルト―法制および契約のあり方)
2 国と国の境(投資証券の国際的取引;ボーダレス化時代のM&A法制;情報のデジタル化と課税)
3 変容の諸相(会社法制と法分野間のボーダレス;会計基準の国際化と債権者保護;ボーダレス化する取引所と市場法制;金融検査マニュアルの法的性質;保険・保険デリバティブ・賭博;実現主義の盛衰)
著者等紹介
江頭憲治郎[エガシラケンジロウ]
1946年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授(商法)
増井良啓[マスイヨシヒロ]
1965年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授(租税法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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