出版社内容情報
クリミア併合、シリア問題、領土問題……ロシアはどこへ行くのか。世界が注目する大国を最新の研究成果をもとに多角的に分析。クリミア併合,シリア問題,ガスパイプライン,北極海航路.現在でもなお世界の大国として存在感を示し続けているロシア.ロシアのいまを政治,経済,歴史,外交など多角的な視点から渉猟し,今後の日ロ関係までを射程に,最新の研究成果をもとに分析する.
第1講 現代史のパースペクティヴにおけるソ連とロシア(塩川伸明)
第2講 ナショナリズム――多民族国家ロシアにおけるナショナリズム(池田嘉郎)
第3講 クリミア問題――社会変革としての東部ウクライナ動乱,およびロシアの関与について(松里公孝)
第4講 法律――ロシアは「法治国家」か?(小森田秋夫)
第5講 経済――ロシア経済の現状と展望(栖原 学)
第6講 シベリア――シベリア開発とその課題(渡邊日日)
第7講 都市――ロシアの都市インフラ・ビジネスの可能性(鳩山紀一郎)
第8講 エネルギー――ロシアの資源・エネルギー戦略(本村眞澄)
第9講 交通路としての北極海――北極海航路の可能性(北川弘光)
第10講 ロシアの今後 ロシアのゆくえ,そして日露関係を考える(和田春樹)<br>
あとがき
塩川 伸明[シオカワ ノブアキ]
塩川 伸明
塩川伸明:東京大学名誉教授
池田 嘉郎[イケダ ヨシロウ]
池田 嘉郎
池田嘉郎:東京大学大学院人文社会系研究科准教授
内容説明
大国・ロシアはどこへむかうのか。クリミア問題・ナショナリズム・資源・シベリア・北極海航路・歴史・経済・法律…。最新のロシア事情を第一線のロシア研究者がわかりやすく解説した格好の入門書。東京大学による社会人むけ連続講座、「グレーター東大塾」書籍化第二弾。
目次
第1講 歴史―現代史のパースペクティヴにおけるソ連とロシア
第2講 ナショナリズム―多民族国家ロシアにおけるナショナリズム
第3講 クリミア問題―社会革命としての東部ウクライナ動乱、およびロシアの関与について
第4講 法律―ロシアは「法治国家」か?
第5講 経済―ロシア経済の現況と展望
第6講 シベリア―シベリア開発とその課題
第7講 都市―ロシアの都市インフラ・ビジネスの可能性
第8講 エネルギー―ロシアの資源・エネルギー戦略
第9講 交通路としての北極海―北極海航路の可能性
第10講 ロシアの今後―ロシアのゆくえ、そして日露関係を考える
著者等紹介
塩川伸明[シオカワノブアキ]
東京大学名誉教授。1948年生まれ。74年東京大学教養学部教養学科卒業。79年東京大学大学院社会学研究科国際関係論専門課程博士課程単位取得退学。79年東京大学社会科学研究所助手。82年東京大学法学部助教授・教授を経て、2013年定年退職
池田嘉郎[イケダヨシロウ]
東京大学大学院人文社会系研究科准教授。1994年東京大学文学部西洋史学科卒業。98年文部省アジア諸国等派遣留学生(ロシア連邦、モスクワ、ロシア科学アカデミー・ロシア史研究所研究員、2000年9月まで)2003年3月東京大学大学院人文社会系研究科単位取得退学(2005年10月博士号(文学)取得)。06年9月新潟国際情報大学情報文化学部情報文化学科講師。10年4月東京理科大学理学部第一部教養学科准教授。13年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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