国際機構論 (第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 369p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130323369
  • NDC分類 329.3
  • Cコード C3031

出版社内容情報

国連は創設60年を迎え改革論議が活発化し,EUは拡大と憲法の批准拒否に揺れ,他の地域的機構やNGOは多様な展開を見せるなど,国際機構は大きなうねりの中にある.国際機構の全体像を示し現代世界におけるその存在意義を問うテキスト,待望の全面改訂.

内容説明

国際機構はなぜ、いかに存在するのか?根源から全体像に迫る決定版テキスト。

目次

第1章 国際機構小史
第2章 国際連合
第3章 国連改革
第4章 地域的国際機構
第5章 国際機構創設の動因
第6章 構造・機能・意思決定
第7章 国際機構論の方法
第8章 国際機構の理論化

著者等紹介

最上敏樹[モガミトシキ]
1950年北海道に生れる。1974年東京大学法学部卒業。1980年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。国際基督教大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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がっち

2
国際のあり方をどうするべきかというそんな話ではなく、国際機構とは何かというテーマで一貫している。国際機関の役割は実際どのようであるのか、本当に必要なのか。これからの国際機関とはどういったものなのかなど、真の意味での国際における民主主義をかいま見れた本だ。これからの役割として国際機関の役割が増すかもしれないそのため何度でも読み直す価値がある本である。2013/05/22

ponkts

1
ウィーン会議で発足した「エリート・選民主義型」安保理のひな形であるヨーロッパ協調や、「大衆民主主義型」総会の端緒であるハーグ平和体制などの歴史的経緯が現在の機構との比較対照をまじえながら語られる前半部は読んでいて楽しい。ところがどっこい、超大国に対抗して中小国が形成する機構内ヘゲモニーや超国家的機構(EUなど)、普遍主義的国際機構へのカウンターとして噴出する地域的国際機構の説明がある第 4 章は頭が痛かった。北欧共同体の「並行的国家行為」なんかは北欧の地理的特性も大きく手伝っているだろうから難しいですね。2015/01/24

_udoppi_

1
選民主義的な国連安保などの理事会機関の存在や、過重投票制などの一見国際政治の民主化にマイナスに見える制度も、中小国の「数の暴力」に対抗し、政治システムのバランスを保つという点で一定の評価を下すことができる。民主的であればいいというものでもないというのは慧眼だと思った。2011/08/01

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