出版社内容情報
ヒト・モノ・カネ・情報が国境を越えて大量に行き交う国際関係をどう捉えるか.本書は,異文化間の接触と変容=文化触変の視座を軸に,「生きるための工夫」としての文化で近代以降の国際関係を見る方法を提示する.体系的に国際文化論を展開する初の試み.
内容説明
西欧との邂逅に非西欧はどう対処したか。グローバリゼーションは世界を変えるのか。文化の接触と変容=文化触変の視点から近現代の国際関係を読み解く。
目次
第1章 はじめに
第2章 国際関係における文化
第3章 文化の変化
第4章 文化の接触と変容―文化触変
第5章 文化触変への「抵抗」
第6章 文化触変の結果
第7章 抵抗としての文化触変
第8章 文化触変論から見た近代アジア・日本の文化
第9章 文化変容と文化交流
第10章 おわりに