出版社内容情報
国際関係を,国家間の関係のみではなく国家の枠を超え世界的規模で生起する民衆レベルを含めた社会現象の総体と捉え,個々の外交政治現象を分析するだけでなく,マクロ分析の方法もとり入れ,世界史の流れ,国際体系の諸特質を把握できるよう工夫した入門書.
内容説明
1980年代の動向を中心に増補改訂。国際関係を、国家間の関係のみでなく国家の枠を超え、民衆レベルを含めた諸局面の社会現象の総体と捉える。
目次
序論
第1章 国際関係論の展開
第2章 国際関係の主体
第3章 協力と対立―国際関係のミクロ分析、その一
第4章 偏見と文化―国際関係のミクロ分析、その二
第5章 国際組織―国際関係のマクロ分析、その一
第6章 国際体系―国際関係のマクロ分析、その二
第7章 戦後国際社会の流れ
第8章 この世界を見よ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
7
わたしが学生時代のころは、国際関係論の教科書は斎藤孝先生のものでしたが、その後にこの教科書が出たようです。これでさえ30年以上前の本ですが、いまだもって読むに耐える内容です。最後に掲載されている参考文献も非常に充実したものになっていて今後ほんかくてき勉強される方には参考になります。2014/01/10
いかちゃん
1
国際関係論について二冊目。さらに理解が深まった。2014/01/14
いかちゃん
0
国際関係論について一層理解が深まった。2014/01/29
遼
0
国家間の関係を主権、内政、外交、国際法、文化、国際組織体系論、社会システム、軍事などあらゆる観点から解析しており、また、今後生じうる新たな問題についても提起している。国際社会において新しい価値観や理念が出現しており、それらが統合し、一つの共同体として機能できるかという議論についても考察している。