出版社内容情報
国際秩序を揺さぶる領域問題の解決に向け、その歴史的変遷と紛争解決の法理を多角的に論じた学術論集。第一線で活躍する国際法研究者を中心に、永年の課題を広く深く分析し、世界が直面する深刻な問題の解決に向け新たな示唆を導き出す。
【目次】
はしがき
第Ⅰ部 領域確定の歴史と論理
第1章 新南群島/スプラトリー諸島の領有問題――第2次世界大戦以前(柳原正治)
第2章 日本の樺太領有根拠――幕末期・明治初期における国際法「受容」をめぐって(西嶋美智子:久留米大学法学部准教授)
第Ⅱ部 「領域」と国際秩序の展開
第3章 機能的国際協力と「領域」――国際郵便と国際電信の展開(山田哲也:南山大学総合政策学部教授)
第4章 勢力圏の世界史的展開――19世紀から現代まで(佐々木雄一:明治学院大学法学部准教授)
第Ⅲ部 領域紛争における権限
第5章 島をめぐる日本の法的主張の基底(兼原敦子)
第6章 領域取得の法における「学説と実務の乖離」の意味――パルマス島事件判決およびマンキエ・エクレオ事件判決の検討を通じて(北村朋史:総合文化研究科教授)
第Ⅳ部 領域紛争解決の手法
第7章 領土・国境紛争の裁判における地図の機能――領域権原の多義性と領土帰属判断の類型から(深町朋子:福岡女子大学国際文理学部教授)
第8章 領域紛争の解決における「実効的占有」の意義――最近の国際判例の展開を手がかりとして(酒井啓亘:早稲田大学法学部教授)
第9章 領土紛争の解決における武力行使の評価(新井 京:同志社大学法学部教授)
あとがき



