出版社内容情報
「法生活」(Rechtsleben)という概念を核に、日本人の歴史意識、土地所有、裁判をテーマにまとめる。日本国制史研究三部作完結。
『権力と土地所有』(1966年),『日本人の国家生活』(1986年)につづく日本国制史研究三部作完結.「法生活」(Rechtsleben)という概念を核にして,日本人のアイデンティティー,土地所有,裁判をテーマに13篇の論文をまとめる.24年ぶりの待望の論文集.
【著者紹介】
石井紫郎:東京大学名誉教授
目次
第1部 日本人のアイデンティティーと法生活(日本人のアイデンティティーと歴史認識覚書;「イエ」と「家」;戦士身分と正統な支配者―「武家」の概念史的整理)
第2部 所有の法生活(財産と法―中世から現代へ;ゲヴェーレの学説史に関する一試論―「知行」研究のための予備的作業として;「知行」論争の学説史的意義 ほか)
第3部 裁判に見る法生活(「かむやらひ」と「はらへ」―井上光貞「古典における罪と制裁」をめぐって;外から見た盟神探湯;ウケヒについての覚書 ほか)
附論 「儀礼か法か」または「儀礼と法」―クレッシェル教授の講演をどう受け止めるか
著者等紹介
石井紫郎[イシイシロウ]
1935年東京に生れる。1959年東京大学法学部卒業。現在、日本学士院会員、日本学術振興会学術システム研究センター相談役、東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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