出版社内容情報
日本において1票の較差はどのように生じてきたのか。1票の較差の是正には何が必要なのか。衆議院議員選挙区画定審議会(区割り審)の会長を務めた著者が、国際比較も交えて日本の選挙制度が1票の較差にいかに影響してきたかを検証し、改革案を提示する。
内容説明
1票の較差の是正には何が必要か―区割り審会長を務めた研究者による分析と改革提案。日本において1票の較差が生じてきた歴史的経緯や各国制度との比較をふまえ、日本の選挙制度が1票の較差にどう影響してきたかを検証。改革案をも提示する。
目次
第1章 民主政治と選挙制度
第2章 各国の選挙制度と選挙区改定
第3章 比例代表制の各方式と1票の較差
第4章 衆議院議員定数の都道府県への配分
第5章 衆議院議員選挙制度における区割りと1票の較差
第6章 1994年以降の衆議院議員選挙制度と1票の較差
第7章 参議院議員選挙制度と1票の較差
第8章 選挙区改定方法の改革へ向けて
付表
著者等紹介
川人貞史[カワトサダフミ]
1952年富山県に生まれる。現在、日本学士院会員、東京大学・東北大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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