政治制度としての陪審制―近代日本の司法権と政治 (増補)

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  • サイズ A5判/ページ数 335,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130301589
  • NDC分類 327.67
  • Cコード C3031

出版社内容情報

裁判員制度にはどのような意味があるのか。陪審制の政治史的意味を追究した名著に、裁判員制度論を新たに2本収録。

裁判員制度にはどのような意味があるのか.国民(市民)の司法参加を制度化した歴史的先例としての陪審制の政治史的意味を追究した名著に,2004年の法案成立前後に発表された論考2本を新たに収録し,裁判員制度の現在および将来を考える素材を提供する.

序論 政治制度としての陪審制――日本および欧米
本論 日本における陪審制成立の政治史
問題と視角
第一章 陪審制の政治史的文脈
第二章 日本における陪審制の受容
第三章 陪審法案をめぐる政治的攻防――政友会対枢密院
結論
補論 司法権と政治
I 大津事件の政治史的意味
II 尾佐竹猛著『大津事件』復刊によせて
III 裁判員制度の政治史的意義
IV 裁判員制度と日本の民主主義

【著者紹介】
三谷 太一郎
三谷太一郎:東京大学名誉教授

目次

序論 政治制度としての陪審制―日本および欧米(日本において成立した陪審制の政治制度としての意味;欧米における陪審制の政治制度としての意味;経済制度としての陪審制;今日における政治制度としての陪審制の意味)
本論 日本における陪審制成立の政治史(陪審制の政治史的文脈;日本における陪審制の受容;陪審法案をめぐる政治的攻防―政友会対枢密院)
補論 司法権と政治(大津事件の政治的意味;尾佐竹猛著『大津事件―ロシア皇太子遭難』復刊によせて;裁判員制度の政治史的意義;裁判員制度と日本の民主主義)

著者等紹介

三谷太一郎[ミタニタイチロウ]
1936年岡山市に生まれる。1960年東京大学法学部卒業。現在、日本学士院会員、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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