出版社内容情報
外圧効用論まで言われるほど日本の政治経済に大きな影響を与えてきた外圧--その中心をなす米国との貿易交渉の構造はいかなるものなのか.また90年代に入って摩擦が一層激化しているのはなぜか.事例研究とデータ分析に基づいて交渉の構造と変容を解明する.
目次
第1部 構造の析出(二国間貿易交渉への既存アプローチ;対米貿易交渉の構造)
第2部 構造の実証(電電公社資材調達開放問題;自動車輸出自主規制問題;対米貿易交渉データの解析)
第3部 構造の変容(長期的変化;日米自動車協議;政治家・官僚意識調査の解析)